フランス自動車部品メーカーのValeo S.A(ヴァレオ・エス・エー、パリ)は、子会社のValeo Bayen(ヴァレオ・バイエン、パリ)を通じて、市光工業の株式をTOB(株式公開買い付け)により追加取得し子会社化すると発表した。持ち株比率を現在の31.58%から、最大で55.08%に引き上げる。取得価額は最大92億1364万円。自動運転技術の進展などで自動車部品に求められる機能は多様化しており、ヴァレオは市光工業をグループ化して研究開発のスピードを上げる。市光工業はTOBに賛同しており、TOB成立後も上場を維持する。
買付価格は1株につき408円で、TOB公表前営業日の終値332円に対して22.89%のプレミアムを加えた。買付予定数は2258万2468株で、下限は持ち株比率が50.09%となる1778万1048株に設定した。買付期間は2016年11月24日~2017年1月12日。決済の開始日は2017年1月20日。公開買付代理人はみずほ証券。