官公庁や金融、流通向けのITサービスなどを手がける富士通による子会社や事業の売却が続いている。2019年にベトナムのプリント基板製造会社を取得したあとの11件はすべて売却案件だ。
牛丼の吉野家ホールディングスは2025年1月7日に、鶏白湯ラーメン、台湾まぜそばを主力とするラーメン店「キラメキノトリ」などを展開するキラメキノ未来を子会社化する。
居酒屋、焼肉、寿司、ラーメンなどの飲食店を展開するGYRO HOLDINGSは、傘下のファイブ.シーを介して、BigBellyManagementが展開する餃子メインの中華料理店「アガリコ餃子楼」のフランチャイズ本部事業を譲り受けた。
森トラストは2025年1月に、子会社で130年の歴史を持つ長野県・軽井沢のホテル・万平ホテルを通じて、創業91年の老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を軽井沢で3店舗、東京を中心に関東で16店舗を運営する浅野屋を子会社する。
中堅調剤薬局のファーマライズホールディングスが2025年5月期に当初の増益予想から一転、大幅営業減益に陥ることになった。
貸会議室大手のティーケーピー(TKP)がコロナ禍による苦境を潜り抜け、成長軌道への回帰を鮮明にしつつある。既存事業の拡張と周辺事業への展開を旗印にM&Aも再開し、年間2件のTOB(株式公開買い付け)を繰り出した。
積水化学工業は、デイサービスやサービス付き高齢者向け住宅などを手がける子会社をファンドに売却するとともに、同ファンドに出資する。高齢者事業への直接的関与から間接的関与に移行し、直接運営の高齢者事業から撤退する。
ゴルフ場運営最大手のアコーディアと、同2位のPGMが兄弟になることになった。実現すればゴルフ場保有数で国内はもちろん、世界でも米国社を抜き最大のゴルフ場グループが誕生する(平和調べ)ことになる。
文化シヤッターは、海外事業とビルリニューアル事業でM&Aを活用する。成長が続く海外での事業領域の拡大と、需要が見込める設備の取り換えや間取りの変更などのビルリニューアル工事に対応できる体制整備が狙い。
緑茶飲料「お~いお茶」を手がける伊藤園にM&Aが近づいているようだ。同社は2015年以来、M&Aから遠ざかっているが、今後およそ5年間でM&Aなどに300億円を投じる計画を持つ。