インスタントラーメンの祖であり、グローバル食品企業へと進化を続ける日清食品ホールディングス<2897>。2025年3月期はインフレ環境下のコスト高を受けつつも、国内の価格政策と海外伸長の組み合わせで、売上収益は7765億円(前期比6.0%増)、既存事業コア営業利益*は835億円(同3.6%増)と過去最高を更新。2030年に向けた「中長期成長戦略2030」で掲げた「売上1兆円、コア営業利益1000億円」の達成に、現実味が出てきた。その原動力となるのが、M&Aだ...
ニコンはM&A戦略を見直し、成長ドライバーの拡充から、意思決定プロセスの透明化やリスク管理などのガバナンス(健全な企業経営を実現するための仕組みや管理体制)強化に軸足を移した。
電気設備工事大手の関電工は、グリーンイノベーション関連事業の拡大に向けM&Aを活用する。脱炭素コンサルティングビジネスの確立などを進める中で、関連する企業や事業の取得に取り組む。
自動車部品大手マレリホールディングスが、再び経営破綻した。2022年に東京地裁に民事再生法を申請して再建に取り組んだが、資金繰りの悪化や主要取引先の業績低迷が経営を圧迫し、2025年6月に米連邦破産法第11条の適用を申請した。今後の命運は?
DMG森精機(東京都江東区)は企業買収や事業継承で技術とノウハウを取り込み、製品ラインアップに磨きをかけ、世界有数の工作機械メーカーだ。自動車や航空宇宙、医療という主力産業が激変する時代にあるなかで、M&Aによるシナジーでさらなる成長を目指す。