丸全昭和運輸は総合物流大手の一角を占める。「ヨコハマ」発のロジスティクスパートナーを旗印に、陸・海・空の複合一貫輸送をグローバルに展開する。6年後に控える創業100周年の節目を見据え、M&Aのギアも上げる構えだ。
丸全昭和運輸は10月31日、日東富士製粉傘下の運送会社である日東富士運輸(東京都大田区)の株式66.6%を取得し、子会社化した。取得金額は約4億3300万円...
インスタントラーメンの祖であり、グローバル食品企業へと進化を続ける日清食品ホールディングス。2025年3月期は過去最高の業績に。成長戦略で掲げた「売上1兆円、コア営業利益1000億円」の達成に現実味が出てきた。その原動力となるのがM&Aだ。
能美防災は総合防災機器のトップメーカーの地位を築き、業歴は100年を超える。自動火災報知機や消火設備を国産化したパイオニアでもある。その長い歴史を持つ同社だが、実は、M&Aへの本格的な取り組みを始動させたのはここ数年のことだ。
警備業界で近年、めきめき頭角を現している会社がある。共栄セキュリティーサービスがそれ。2019年の上場時から売上高は8割増え、今年、区切りの100億円を超えた。成長の原動力となっているのは他でもない積極的なM&A戦略だ。
横河電機が1兆円企業に向けてM&Aにアクセルを踏み込んでいる。社会に貢献し影響力を高めていくためには存在感のある企業であることが必要との考えに基づき、M&Aを積極化させているのだ。