四国地方を代表する私鉄「ことでん」。正式な社名は高松琴平電気鉄道といい、バス・タクシー事業を行う「ことでんバス」、駅業務の受託やコンビニエンスストア業務を行う「ことでんサービス」、ゴルフ場経営の「高松グランドカントリー」などの関連会社を擁し、「ことでんグループ」を経営している。
グループの中核企業、高松琴平電気鉄道の創業は1943(昭和18)年11月。昭和の創業と思われるが、実は明治・大正・昭和期にかけて讃岐地方で路線を広げたいくつかの鉄道会社の合併を経て誕生した。
前身のうち最も古い会社は高松電気軌道で、創業は1909(明治42)年10月...
「弘前れんが倉庫美術館」の建物は、もともと地元酒造会社の工場・倉庫だった。同時に、日本のシードル(りんご酒)発祥の地でもあった。美術館として再生するまでの歴史をたどる。