京都府の地域金融としては地銀の京都銀行がある。ほかは京都中央信用金庫、京都信用金庫、京都北都信用金庫(宮津市)などの信金勢であり、京都はこれまで“信金王国”と呼ばれてきた。
その中でも預金高・貸付高などで一歩抜きん出ているのが京都中央信用金庫(京都中信)だ。2025年7月時点で、預金高は5兆4056億円、貸付高は3兆4155億円。京都府を中心に、滋賀県・大阪府・奈良県に計135店舗を擁する(同金庫ホームページより)。
5兆円規模の預金高、3兆円規模の貸付高となると、各県の県庁所在地に本店を置く地銀並み、もちろん信金業界では全国トップに位置する...
相互銀行時代からの積極果敢な営業が裏目に出たとされる鳥取県のふそう銀行。最終的に島根県に本店を置く大手地銀、山陰合同銀行に吸収合併され、鳥取県に第二地銀はなくなった。