出版やアニメ、ゲームなどを手がけるKADOKAWAは、イタリアのマンガやライトノベル(若年層向けの娯楽小説)を刊行する出版社エディツィオーニ(ミラノ)を子会社化する。
過剰出店による自社店舗の競合やコロナ禍の影響で業績が低迷していた「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービスが、海鮮業態への進出で業績の巻き返しを狙っている。
物語コーポレーションは愛知県発の外食企業。「焼肉きんぐ」、「丸源ラーメン」、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」を主力3ブランドとし、全国に約740店舗を展開する。近年、成長戦略の一つとして力を入れるのが海外事業。その手立ては他でもないぬM&Aだ。
「和食さと」や「にぎり長次郎」などを展開する外食中堅のSRSホールディングスは、和食さと、にぎり長次郎に次ぐ経営の柱となる第3、第4のブランドの開拓に乗り出した。既存ブランドの事業拡大や、M&Aによる新ブランドの獲得で実現を目指す。
ドラゴンクエスト(ドラクエ)などのゲームソフトを手がけるスクウェア・エニックス・ホールディングスが2期連続の減収を余儀なくされている。新作ゲームコンテンツの開発と収益機会の多様化を進めているが、十分な成果が見込めないと判断した。
免税店運営のラオックスが、インバウンド需要に依存していた事業構造を改め、持続的な成長が見込める体制の構築を進めている。既存事業の収益性を高めるとともに、M&Aによって新たな事業や企業を取り込むことで実現を目指すという。
中堅の工作機械メーカーの高松機械工業は自動車部品加工事業から撤退する。採算が厳しく、今後の成長性も見込めないため、早期の撤退を決断した。今後、工作機械事業にリソースをシフトしていく。
トランプ米大統領の「強権政治」に世界経済が混乱している。M&Aにも影響を与えており、日鉄による米USスチールの買収も宙ぶらりんのまま。日本企業も対応に苦慮しそうだ。塩野誠IGPIマネージンブディレクターに対米M&Aにどう臨むべきかを聞いた。
横河電機が1兆円企業に向けてM&Aにアクセルを踏み込んでいる。社会に貢献し影響力を高めていくためには存在感のある企業であることが必要との考えに基づき、M&Aを積極化させているのだ。
ビールやウイスキーなどを手がける、アサヒグループホールディングスのグループ企業であるアサヒグループ食品は、2025年5月1日に合成繊維大手の帝人から乳酸菌などの製造販売を手がける帝人目黒研究所を買収した。