“金利がある世界”となり、規模のメリットを求めて県境を越えて合従連衡する地方銀行の中で、千葉県内で圧倒的なシェアを有する千葉銀行<8331>が、県内第3位の千葉興業銀行との経営統合を2025年9月29日に発表した。
千葉銀行はこの3月に千葉興業銀行の株式19.9%を取得して、すでに筆頭株主となっており、両行は経営統合を視野に協議を重ねてきた。統合が実現すれば、連結総資産(単年度ベース、25年3月末時点)で24兆8781億円となり、ふくおかフィナンシャルグループに次ぐ国内第2位の規模の地銀グループに躍り出ることとなる...