酒造大手の宝ホールディングス<2531>のM&A戦略に変化の兆しが現れてきた。
現中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)では、M&Aを含む積極投資を進めてきたが、2025年12月19日に公表した統合報告書では「今の課題は、M&Aに伴う統合効果を最大化するため、PMI(M&A後の統合作業)プロセスの加速」と明記した。
M&Aなどにより成長に向けた種まきは一巡し、今後は、これまでに取り込んだ事業の収益力をどこまで高められるかが焦点となりそうだ...
水産食品や漁業資材などを取り扱う老舗商社のニチモウは、食品加工機械事業の海外展開、フィルムやシートなどの素材事業の拡充に向けM&Aを活用する。海外事業展開の遅れを取り戻すとともに、新たな素材の市場を開拓するのが狙いだ。
AI(人工知能)によるソリューション(課題解決)を提供するトリプルアイズは、製造業向けに現場の機械に直接搭載するAIを共同開発する「エッジAI」事業を拡大する。この計画を実現するため同社ではM&Aを積極化する方針だ。
富士通は10月末、AI(人工知能)を活用したデータ分析などを手がけるブレインパッド(東証プライム)を買収すると発表した。取得金額は約565億円。3兆5000億円超の売上高を誇る同社として小粒の買収だが、実は別の意味を持つ。
東京ガスは、今後3年間(2027年3月期~2029年3月期)、ソリューション事業の法人向け分野を軸にM&A戦略を展開する。2025年10月に公表した「東京ガスグループ2026-2028年度中期経営計画」の中で明示した。